2023年の夏、JIKE STUDIO前の柿畑に危機が訪れました。窓から見える柿畑が、大型トラックの駐車場と廃材置き場になるという計画が持ち上がり、里山と共に続けてきた私たちにとって衝撃的な知らせで、ここにいられるかどうかの正念場にたたされてしまいました。柿畑を守るためには、この畑がなくなってしまう前に私たちが買い取り、引き継がなければなりませんでした。買い取るためには、農家か、農地所有の資格を持った農業法人になる必要がありました。元々カフェで出すメニューのために7年前から農作業を続けてきた私たちは、これを機に本格的に営農する決意をしました。ギャラリー業務の傍ら農業参入の許可を得て、新しく農業法人JIKE STUDIO FARMを立ち上げ、難関だった農地購入の許可も得ることができました。